Trinh Duc Truongさんは、タイグエン工業技術大学で機械工学を専攻し、品質保証エンジニアとしてキャリアをスタートさせましたが、さらなる知識とスキルを求めて、日越大学の修士課程社会基盤プログラムに進学しました。日越大学での2年間、彼はNguyen Dinh Duc先生、Phan Le Binh先生の指導を受け、数々の奨学金や賞を受ける成果を上げました。その成果が認められ、彼は広島大学から博士奨学金を授与され、日本での研究生活を開始しました。広島大学では、さらに高度な研究に取り組み、結晶塑性有限要素法による多結晶TRIP鋼における寸法依存性の変態・熱・力学解析の研究で博士号を取得しました。彼の研究成果は「Key Engineering Materials」や「Metals」などの専門ジャーナルに掲載され、国際的に高い評価を受けました。
博士課程修了後、Truongさんはその知識を実務で試したいと考え、Micron Technologyの日本支社にシステムエンジニアとして入社しました。Micronは、米国を拠点とする世界的なメモリチップ製造会社であり、SamsungやSK Hynixと並んで業界をリードしています。Truongさんは、製造プロセスの最適化を目指し、無数の計算とシミュレーションを行い、革新的なソリューションを提案しています。
Trinh Duc Truongさんは、半導体業界で成功するためには、しっかりとした基礎知識と広い視野を持ち、常に学び続ける姿勢が必要であると強調しています。これからもTrinh Duc Truongさんのように日越大学の修了生が世界で活躍することが大いに期待されます。
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